うねうねうねる

普段着キモノ&日本酒ラブな人が綴るアレコレ。九州の端っこよりお送りします。

【男着物】初心者〜上級者向けまでの本・雑誌まとめ

 

何かを知りたいと思ったら、まずは本から。

 

明けましておめでとうございます。

生粋の昭和生まれ、どうもうねうねです。

 

年の始めだし、新しいことを学ぶのにいいタイミング!

ということで、男着物イベントに向けて、色々と知識を入れなおしていこうと思いまして。

今まで薄ぼんやり眺めていた男着物の世界ですが、実際どうなってるの?って何にも知らないことに気づきました。

まずはちょっと本でも読んでみますかーーということで。

とりあえず、読んだら感想などメモしていこうかと思います。ちょこちょこまとめていきます。

 

初心者向き-着付け/基礎知識/コーディネート

はじめての「男の着物」

比較的新しい本。男着物系ではあんまりなかったDVD付き。youtubeなどネットには色々と動画が落ちているとは思いますが、最初からきちんとまとまったものを学びたいという方にはオススメ。もしくは写真よりも動画の方が頭に入りやすい人向け。
 
DVDの冒頭がイメージビデオみたいで一瞬「???」となりますが、メインの着付けは真面目なナレーション付きでしっかりした映像でした。BGMがやけに厳か。。。
収録されているのは、着物、羽織、袴、浴衣、それぞれの着方とたたみ方です。
 
本の中身は写真が大きくシンプル&シックな雰囲気。文章量はそれほど多くなく、ポイントを絞って情報がまとめられているので、読みやすいです。
著者は「銀座もとじ」という着物屋さんの方です。 
 

はじめての男着物

初版は2009年ですが、2015年に改訂版が出てます。リンクは改訂版(表紙が違います)

著者は「awai」という着物ブランドを手がけている着物コンシェルジュの方です。

 

完全保存版 男を上げる「着物」読本

着物のアイテム、呉服店ガイド、着物の着付けにもきちんとページ数をとって説明してあります。特に着付けのページは、細かいコツなどが多く(この辺りは七緒っぽい)”着る”事に関しては充実の内容。長襦袢、長着、帯結び3種、羽織、補正まで載ってます。
プラスして、伝統工芸や落語など着物にまつわる読み物ネタも挟んでいて雑誌的な面もちゃんとあります。活字本より雑誌が好きな人にはとっつきやすいと思います。
 
余談ですが、プレジデント読んでる男性と七緒読んでる女性って…!
完全にナチュラルリッチなカップル像しか想像できませんが、つまり七緒っぽい女性にモテたい方にもオススメかもしれません。
 

自由に行こう!男着物

マニュアル本とはちょっと違う、エッセイのような指南書。普段着着物のハードルを下げてくれる本。著者の日常に溶け込む着物の風景と、全編から感じられる「着物って難しくないよ!」というメッセージ。実際どんな時に着ているの?着物って難しそう…と思っている方の背中を押してくれる本です。着付けと帯結びのページもさらっとあります。普段着で着物に挑戦したいけど、どこまで自由にやっていいのかな?とモヤモヤしている人にオススメです。

著者は、着物業界の方ではなく舞台監督・演出などされている方です。

 

男のふだん着物

2000年発売の本。同じ著者の「自由にいこう!男着物」の方を先に読んだので、こちらも同じようなエッセイ風味かと思ってたら全然違いました。
堅苦しくなく着物を始めたいカジュアル派の皆様に推したい本です。特に着物にスニーカーなど、洋装MIXに抵抗のない方が最初に手にとる本としては最強だと思います。
 
各項目2〜4ページほどで、必要なことが簡潔にまとめられています。着付けページも写真付き。襦袢、着物、帯結び(片挟み、貝の口、浪人結び、神田結び)、袴のはき方と、なぜか「彼女の帯を結ぶ」方法まであります(半幅帯)
本当に普段に着ている人が書いたんだなーという実用的な情報が載ってます。女性版だと、きくちいまさんや、君野倫子さんの本に近いですね。
 

あと、所々に出てくる着物のコーデ写真が結構好きです。絶妙なカジュアル具合と、柄物が可愛い。中古でしか出回ってないみたいですが、思わずKindle化リクエストしちゃいました。カジュアル着物に興味ある男子に、Kindle本をバラまくだけのお仕事やりたい。。。 

あ、逆に正統派を目指す方にはオススメしませんのであしからず。

 

着物Begin vol.1

着物Begin 2007 vol.1 ―男を上げるきもの入門 (別冊Begin)

浅野さんが表紙の時点で即決購入だったこの本。着物関係の本って、いい意味でも悪い意味でも「着物本」という作りなんですが、これは「ファッション雑誌」でした。2007年発行なので、今から10年ほど前ですが今見てもそれほど古さは感じないです。

よくある着付けや基礎知識は全体の1割程度。コーディネートや小物の合わせ方に大部分のページが割かれています。着付けに関して細かい情報は載ってませんが、とりあえず着方が分かればOKという方、 着付けはできるからそれ以外の情報が知りたいという方向きです。ファッションとして楽しむ着物本。

 

中・上級者向き-専門的内容/情報量豊富

体型別男のきもの着付け入門

肉質型(お腹など全体に肉付きの良い体型)と、骨格型(細身のやせ型)、さらにその2つを身長高め・低めで分けて、細かい着付けのコツが載ってます。特に細身の方でイマイチ着姿が決まらないという方には参考になると思います。あとは人に着せる立場の人には役立つと思います。着付けに関してちょっと突っ込んだことが知りたい人は楽しめるのではないでしょうか。

ただ、中古本がやたら高くなっているのでご注意を…!

 

男のきもの大全

ビジュアル版とありますが、文章量多いです。ちょっとお堅い印象の本。雑学や知識などを知りたい方向けです。対象年齢層も40〜50代オーバーくらいなイメージ。写真がなんとなく教科書っぽい雰囲気です。

他の着物本には載っていない、詳しい情報が色々と載ってますので辞書代わりに参照するのはいいかもしれないです。そういう意味では、他の着物本とは一線を画しています。

興味のある方は、同タイトルのWEBサイトがありますので、そちらを覗いてみてください。

www.kimono-taizen.com

 

 

 ※絶賛更新中です