うねうねうねる

普段着キモノ&日本酒ラブな人が綴るアレコレ。九州の端っこよりお送りします。

シェアする着物 タンスの肥しに未来はあるのか

 

またまた妄想シリーズです。

 

つい最近知り合った友人の友人から、こんな一言。

「うちにタンスの肥やしになってる着物があるんだけど、いる?」

こういった申し出は二つ返事でOKする私。

聞いたところウールのお着物だそう。いわゆる普段着用ですね。

 

着物を着るようになって、友人知人からの頂き物が増えてきました。しかもなぜかウール率が高い。このウールの着物達。そのまま眠っていたら、いつか処分される運命にあったのかもしれない…。

絹のいかにも高級そうなものならどこかに売ったり、勿体ないからとっておこうと考えそうですが。

いや、そういったものでさえも徐々に捨てられていっているのだと思います。捨てられた着物達は上手いことリサイクルに回っているのか…?そうであってほしいと願うばかり。

タンスに着物が眠ってる世代も、私のような30代くらいが最後かもしれないです。おばあちゃんが持っていた着物が眠っているパターンが多いので。

https://instagram.com/p/3v6ozcuWxA/

頂き物の着物達(一部です)

 

これからはどんどんモノを持たない時代に入ります。

電子化が進んで、本も音楽もダウンロードできる時代。

車も持たない。

家も持たない。

シェアハウスもどんどん広まっていくのではないかな。特に若い時にゲストハウスのような安宿に泊まり慣れてる下の世代は、人と空間をシェアすることに抵抗が少なそう。

 

音楽はさらに、データさえも自分の端末に持たない方向に進んでいます。

定額制サービスは、LINEも参入するらしい。Googleはどうなったんだろ。

 

何が言いたいかというと

「シェアする」という時代の流れに着物はどうやって絡んでいくのか?

ってことです。 

 

着物で「シェアする」感覚に近いのが着物のレンタル事業。ここはまだまだ伸びていきそう。

着物って着付けを覚えるのも大変ですが、保管とメンテがこれまた大変なんですよね。場所も取るし。(うちもどんどん増殖してます...)

 

着物の定額制シェアサービスとか出来ないもんかな?(あるのかな?)

おうちに眠ってる着物達をリサイクル市場で回していくのもいいのだけど。もっと広い範囲で着物を集めて、そこから好きな時に好きな着物を借りるシステム。

既存の店舗型レンタル事業と違う点は

・普段に着物を着ている人がターゲット

・着付なしで着物のみレンタル可

・おめかし感覚で着る華やかなものだけでなく、普段着用の地味な着物も扱う

・ネット注文、配送で受取、返送

・気に入ったものがあったら買い取りも可

・着用写真をユーザーが投稿できる機能がサイトについている

・1点のみ、コーディネートをまるごとレンタルなど、借り方を選べる

・他店舗もしくは着付けが出来る個人と提携して、着付けのオプションも追加可能

などなど。

妄想&妄想。

 

以前知り合いに、浴衣をネットレンタルしてた人がいたので、もうどこかでやってる人がいるのかもしれないです。(ざっとGoogle で検索した感じだと、ネットレンタルはたくさん出てきますが、晴れ着中心な感じ)

 

 

おうちに眠ってる着物達、もっとたくさん活躍の場を与えてあげられたらいいのにな。

普段着キモノを楽しむ人たちが、大きなタンスをシェアするような、そんなイメージで。

 

以上、今回の妄想でした。