FKI展に思う。キモノが今、面白い。
行ってきましたよー。
FKI展。
何かお分かりでしょうか?
着物好きさん達の間では普通に使われていたこの略語。
「ファッションとキモノとイキモノ」展。
略してFKI展。
着物好きさんの間では超有名人!のカリスマ着物ブロガー&ディレクターのCHOKOさん、イラストレーターのハセガワ・アヤさん、個性的な着物ブランドのハイカロリイオトメさんと、洋服ブランドAGURISAGIMORIのコラボイベント。
洋服と着物、同じショップ内に同じ世界観で作られた商品が並ぶショップ。
第一弾は東京の新宿伊勢丹にて開催されましたが、第二弾は大阪のうめだ阪急。
トーキョーには行けなかったけど、オオサカーには行ってきましたよ。
普通のファッションフロアの中に普通にあるオシャレな着物。
しかも阪急のファッションフロア、どえらいオシャレブランドばかりでしたよ。
洋服のショッピングで来るのもちょっとドギマギしてしまいそうなお店がズラリ。
参考までに。阪急のフロアマップを貼っておきましょう。
(FKI展はたぶんプロモーションスペース31って書いてる辺りだったかと)
モード系のハイブランドに混じってキモノ!
ああなんて光景...!
同じ生地で作られたキモノとワンピース。とかね。
洋服と着物、どちらも楽しむ。境界線を感じさせない。そんなショップでした。
決して商品点数が多いわけではないのだけど、その世界観が明確でこだわりがビリビリ伝わってくるキモノ。
...なんかもうオシャレが過ぎる空間!
ずっと実物を見てみたかったバタフライ着物。
試着させてもらいましたよ。バタフライ着物。
(後ろに写ってる手は、顔ハメパネルの手です。霊的なものではありません。)
バタフライ着物は、レースバーションと単衣バージョンがありまして。レースバージョンは、レースに蝶がプリントされてる繊細な作りでした。ほうううぅ。美しい。
上の写真はアップが単衣ver.で試着写真がレースver.です。
一点の破壊力がすごい。一目惚れを起こさせるクリエイション。ハンパない。
イベントの詳細はCHOKOさんのブログをご参照くださいませ。写真も満載。
CHOKOとチョコと : 振り返りFKI展 vol.2 ありがとうございました
よくよく考えて、こんなドおしゃれ空間に着物が並ぶこと自体が凄い。しかも洋服ブランドとのコラボとはいえ、芸能人でもない個人のクリエイターさん達があれだけ集客できるということも。洋服業界でもこんなん難しそうだけど。
私自身、洋服も着物もどっちも好きで。両方を行ったり来たり、時にはミックスさせてみたりしながら、同じファッションとして楽しみたいと思ってます。
それがショップとして具現化された空間、どーしても見ておきたかった。
相変わらずのヒトミシリーを発揮して、あまり皆さんとお話できなかったヘタレな私ですが。
着物の可能性を感じてワクワクしました。
昔からの着物ギョーカイの方々は悲観的に着物の行く末を案じてますが、その方達が見えていないところで、新しい文化が生まれている気がします。
正直、着物人口のパイは減っていくばかりだとは思いますが、より濃い世界が煮詰まってきている予感。アンティーク着物ブームに熱狂した世代から着々と伝染しつつあります。着物の新しい世界。
リサイクルの着物屋さんも増えているし、レンタル着物を楽しむ人達も増えてきています。新しい着物ブランドも徐々に増えていて、面白い試みで着物を表現する人達も。
じわじわ、じわじわ。きてます。
今、キモノはとっても面白い。
ファッションとキモノとイキモノ展
https://www.facebook.com/fashion.kimono.ikimono/