うねうねうねる

普段着キモノ&日本酒ラブな人が綴るアレコレ。九州の端っこよりお送りします。

見知らぬ都市でコミュニティを築くカギはひとり飯かもしれない

Netflix野武士のグルメお題「ひとり飯」

 

初めてのひとり飯は中学生@定食屋でした。

あの時食べた親子丼の味、忘れました。(お店潰れた)

自称・ひとり飯のプロ。どうも、うねうねです。

 

今回はお題にて書いてみます。

 

私がうん十年住んだ地元を離れて、岡山で暮らした1年間。

知り合いほぼゼロ。

同僚は既婚子持ち主婦オンリーで、

独身アラサー県外女の私は浮いた存在。

会社関係でプライベートな親交を望むのは早々に諦めました。

 

そんなアウェイぼっちな私が、ひとり飯と酒の力を駆使して、自分の居心地の良いコミュニティを築き上げた体験談です。

 

目次

 

最初に攻めたのはひとりコーヒー@カフェ

まずはライトなひとりカフェから。

引越して間もなくの日曜日。自分の住んでるところから検索かけて、気になったお店を一気に三軒ハシゴしました。私は倉敷市に住んでいたので、倉敷駅〜美観地区まわりの繁華街(?)で調べました。NAVERまとめとかそういうの。ココのネット情報の選択も実は自分の好みが自然と反映されるので、慣れてると良い感じにピックできます。(一人旅慣れテーラーの経験がこんなところで役立つ)

 

気になったお店にとりあえず入ってみる。×3。お腹たぽたぽ...

 

ここで、また来たい!と思うお店を見つけるために大事なこと。

・お店の規模

・カウンターの有無

・オーナーさん(スタッフ)との相性

 

お店の規模は、小さめ・個人店がベター。集団客が少なく、ひとり客が多いお店は静かで落ち着きます。

できればカウンターか、お店の方と自然に会話できる近さの席があればベスト。

 

そして一番大切なのは、

オーナーさん(スタッフさん)との相性

なぜなら、お店の雰囲気そのものが”その人によって作られるから”

 

難しく考えずとも、なんとなく人柄とか醸し出す雰囲気が好きっていうのが大事です。居心地の良さの大半は、お店の人そのものの雰囲気が影響してるので。

 

本当は無理に会話しなくても良いのですが、話しやすい人だとその土地の情報などを教えてくれるので、未知の都市ではとても助かります。私も親切なオーナーさんに色んな情報を教えてもらいました。

 

ちなみに、倉敷でNo.1お気に入りのカフェはここです。

ツイートロッカ

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https://www.instagram.com/p/BBwvOyVOW9B/

https://www.instagram.com/p/BPNQfgvl_6E/

オーナーさんが超いい人。そして手作りケーキが美味しい。店内も好きなミッドセンチュリーテイストで可愛い。とかなりツボでした。

最後は謎のお土産もらったりしました。オーナーさん元気かな〜。

 

次に攻めるはカウンターのあるご飯屋さん

そして美味しいご飯が好きな私は、さくっとひとり飯できるお店を探索。ちょい呑みできればなお良し、ということで。

ポイントはカフェの場合とほぼ同じ。

・お店の規模

・カウンターの有無

・オーナーさん(スタッフ)との相性

と、この3つにプラスして

・ご飯の味

・たまに通えるくらいの値段か

が付け加わるかなーと思います。高過ぎず、自分好みの味。

 

私の場合、またまた検索した中から、お店の看板の感じに惹かれて入ったお店が大当たりでした。

お店の前に立って外観などを観察すると、だいたい自分の好きな感じか、良いお店かどうかの予想がつきます。(これも長年のひとり飯の経験がなせる技)

ということで、わりと早いタイミングでお気に入りのお店を見つけました。

 

倉敷で一番お世話になったご飯屋さん。

常衛門食堂

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完璧な常連と化した私は、最終的にここで日本酒講座を開催する橋渡し的な役割をしてみたり。倉敷でやんわりと燗酒コミュニティを作れたのではなかろうかと。 

 

他にも倉敷の丸元や、岡山の解放区では、お店のプチイベント(主に日本酒の会)に参加して、常連さん(主に陽気なオジサマ方)との繫がりが異常に広がりました。

和酒バー丸元

解放区

 

さらにハズレなくいいお店を見つける小ワザ

良いお店が見つかったなら、そのお店の人にさらにオススメのお店を聞くのがポイント。

自分が好きなお店の人の紹介なら、高確率で同じように好きなお店が見つかります。芋づる方式で便利。

これ色んなお店でやってくと、紹介してくれるとこが被ったりします。同じ雰囲気のお店はゆるく繋がってることも多いんです。

 

行っても広がりがないひとり飯

逆に、行っても広がりがないお店。

チェーン店や大型店はまぁほぼ仕方ないとして。(よっぽどスタッフさんか客側が積極的にコミュニケーションを取れば別だけど)

自分の好みに合わない、オーナーさんとなんとなく合わないお店など。自分が好きじゃない場所っていうのは、そこに居る人とも合わないことが多いです。

 

ひとり飯がコミュニケーション欲求を満たす

実感として、未開の地で会社以外に繋がりがないと、精神的に疲れやすいです。

いかんせん、会社のグチが言えないとモヤモヤが徐々に溜まってきまして。もしブラック並みにしんどい仕事だったならなおさら。誰かとの些細なコミュニケーションがガス抜きになります。

私は仕事的にも極端にキツイというワケでもなく、普段からそんなに人付き合いが活発な方じゃないけど。引っ越した当初は、思った以上にひとりの寂しさを感じました。

 

実際外でグチはそんなに言わないにしても。やっぱり人とのコミュニケーションは多少なりとも必要なんだなーと。

私にも最低限のコミュニケーション欲求があったのか!と発見でした。

 

会社以外で、そんな小さなコミュニケーション欲求を満たしてくれたのが”ひとり飯”。行きつけのお店のスタッフさんや常連のお客さん達との他愛もない会話があったからこそ、見知らぬ都市でなんとか楽しく過ごすことが出来たのだと思います。

 

落ち込むことがあった時は、こんなひとり飯でのやり取りが、自分の心を落ち着かせる妙薬になるのかも。

 

そんなことを感じた岡山の1年間でした。 

 

また行かねば。岡山ひとり飯。

 

 

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