長崎を着物で盛り上げるアラサー着物沼民・うね うねのプロフィール
はじめまして。
うねうねについて興味を持ってくださり、ありがとうございます。
プロフィール的なものをちょろっと書いてますので。
ざっくり見出しからどうぞーーー。
- 長崎で、着物と日本酒とアートを楽しんでる人です
- 昔はファッションなんて自分には縁が無いものと思ってた
- 着物へのイメージが激変→着物沼へ
- 一度知ったら洋服のコーデが物足りなくなる!超絶おしゃれなファッションとしてのキモノ
- 人を繋げるキモノの引力
- 着物が私を驚くほど活動的にした
- 長崎で着物イベントが無い…だと!?
- 無いもの(情報・場・繋がり)は自分で作ることにした
- 地味に地味に、草の根活動をやってます
うね うね(近影)
長崎で、着物と日本酒とアートを楽しんでる人です
うね うね
1982年生まれの三十路女。長崎生まれのほぼ長崎育ち。(途中1年だけ岡山)
普段着キモノと日本酒(燗酒)とアートが好き。好きな着物ブランドはモダンアンテナ。推し日本酒は日置桜。得意な制作物はインスタレーション(空間展示)。
一応着付師・着付け講師の資格持ち。過去に着物屋さん勤務経験もアリ。
現在は、会社員として在宅ワークをやりながら、大好きな着物と日本酒とアートを楽しむ日々。
地方都市でも、マイナーな趣味を楽しめるような環境を作りたい。
理想は、
長崎というまちを
”日本一自由に着物を楽しめる場所”にすること。
そのために今は、草の根的な情報の発信や小さな着物イベントを企画しています。
あとはだいたいお酒呑んでます。(燗酒最高)
真ん中のにごり酒が、私の燗酒のイメージを変えた激推しの1本。
昔はファッションなんて自分には縁が無いものと思ってた
今でこそ、ファッションとしての着物が大好きな私ですが、そんな風にファッションを楽しめるようになったのは、だいぶ大人になってから。
保育園時代から人の陰に隠れるような超消極的性格で、自分はイケてないグループに属するタイプの人間だと思ってました。イラストを描くのは好きで、小学生~中学生まで新聞のイラスト投稿欄にせっせと投稿したり。
高校からは音楽にハマったけど、90年代バンドブームでいわゆるビジュアル系と呼ばれていたバンドを聴きまくってたので、なんとなくオタク気質は抜けず。
オシャレするのは、キラキライケてる人達に許された特権ぐらいに思ってて、自分がそんな大それたことは…て遠巻きに見てました。
高校生くらいって何着てたっけ?と思い返してみたものの、なんの記憶も記録もないことに気づいて軽く衝撃。そもそも昔は写真に写るのが大嫌いだったんですよ。着物の記録のために写真残すようにしてからだいぶ慣れましたが。
なので、私服の写真とかほとんど残ってない。そして何を好んで着てたのかもほとんど覚えてないです。。。そのくらい服に対するこだわりがなかった。たぶんCDとか音楽雑誌とか、そっちに使ってましたね。
大学生になって、ようやく「私服ヤベェ…!!」とファッションに興味を持ち出すものの、「着物」なんてものには微塵も興味がありませんでした。そもそも「着物」のことをファッションだなんて思ってもみなかったし。
そんなこんなで、成人式の振袖も、卒業式の袴も華麗にスルーし、スーツ一択。親のために振袖前撮りだけはしたけど、地元写真館仕様の完全に黒歴史の写真。着付け苦しい、準備大変、可愛く無い、で着物に対してマイナス印象だけが見事に形成されていました。
こちらが多分お見合い写真になるはずだった?前撮りの写真。どの辺が黒歴史かっていうとですね…よく見てください…鞠をね…転がされてるんですよ…鞠…
着物へのイメージが激変→着物沼へ
そんな私の着物に対する印象が変わったのは、社会人になって20代半ばも過ぎた頃。
絵を習いに通いだした美術教室にて。
そこにたまに来ていた男性が着物を着て来たのを見た時。
「ちょっと!何ですか!!デニム着物って!!!!」
衝撃ですよ、ほんと。
自分の中の着物のイメージと180度違ってたもんで。
デニム?そんなカジュアルな着物があるの??
ガチャガチャした和柄じゃ無くて無地でめっちゃシンプル!
行事とかじゃなく何でも無い日に着物って着ていいの??
浮かんではブチ壊されていく着物への固定観念。
そして、何より強く思ったのが、
「格好いい!悔しい!!私も着たい!!!」
それが、私の普段着キモノ道(俗に着物沼とも言う…)の始まりでした。
念願のデニム着物がこちらになります。永久不滅の赤ステッチ!何気に帯もデニムっていう。
一度知ったら洋服のコーデが物足りなくなる!超絶おしゃれなファッションとしてのキモノ
着物と言えば古典柄。上品で清楚で可憐で。
そんな”和風”のイメージは、自分からはどこか遠い存在。
そんな勝手なイメージが、デニム着物という存在によって一発で塗り替えられました。
「なになに!?もしかして私の知らない着物の世界があるの???」
そして出会った1冊の雑誌。
着物女子のバイブル的存在、KIMONO姫。
最新巻 。
実をいうと、この雑誌の存在自体は着物にハマる前からうっすら知っていました。
アート系のカフェで見たことがありまして。
そう、まるでアートのようなファッションとしてのキモノ。
今までは、着物はいい意味でも悪い意味でも、その歴史の流れの中で洋服のファッションとは別ルートで成立してるもの、って感じだったんですけど。
この本を読むと、
現在進行形のリアルクローズなファッション。
洋服と同列に存在しているキモノ。
懐古主義じゃない新しさや前衛的なデザイン。
「なんだかわからないけど、ワクワクが止まらない…!」
と直感的に感じました。
とはいえ、ハチャメチャな崩し方をしているわけではなく。着物という決まったカタチやルールを上手く取り込んで遊んでいるというのが魅力的で面白くて。
洋服では合わせない、赤や緑、黄色や紫などの反対色の大胆な組み合わせにドギマギしたり!帽子やパンプスなどの洋装MIXも新鮮で。最初は小難しかった小物類の合わせ方も、自分の自由でいいんだ!と確信してからはどんどん楽しくなりました。
制約が多い、というのが着物の欠点ではあるけれど。
それすらスパイスとして遊ぶなら、楽しみ方は無限大。
決まったカタチやパーツの中で、色や柄をどう組み合わせるのか、着物や帯だけじゃなく小物類や着付けのシルエットに至るまで。自分なりの選ぶ理由や意味づけやストーリーまで感じることができるのです。
大げさじゃなく、着物を普段着として着ている人の着こなしって、洋服みたいな定型パターンになることが少ない。
本当にその人の個性が出るし、なんならその人の人生観が出ると言っても過言ではないです。
知れば知るほど、着物というのは自分の世界観を表現することが楽しいファッションなのです。
人を繋げるキモノの引力
着物のコーディネートの楽しさもさることながら、こんなに着物沼の深みにハマったのは、着物を通して人との繋がりができたからかもしれません。
沼が沼を呼ぶ…着物マジック!
第一印象で、そんなに接点が無いと思った人と、まさかの着物繋がりで、今では親族なみの仲になったり。
少し疎遠になっていた県外の友人が着物を始めたことで、また交流が復活したり。
着物のことを発信していたら、西の果ての地方民の私が、いつのまにか東京や京都や大阪の人とネットでコミュニケーションを取るようになっていたり。
”好きなもの”で繋がる強さ。
そんな着物の引力で、どんどん面白い人たちと繋がることができていて、そのミラクルっぷりに自分でも驚くばかり。
着物始める前にTwitter触っていた時は、見ずしらずの人からリプライ飛んでくるなんて皆無でしたから。
「着物ステキですね」とネットでリアルで何回褒められたかわからない。
未だに自分がナチュラルにコミュニケーション取れてるのが不思議です。
相変わらず根暗なのに変わりは無いんですが、着物の話となると不思議とオープンになってしまうんですよね。
そういう繋がりの中で、沼の底がどんどん深まっている気がします…ほんと底なし。
着物が私を驚くほど活動的にした
着物を着始めてから、行動も変わり始めました。
というのも、
さぁ!いざ!楽しい普段着キモノ生活の始まりだー!
と思ったものの。自分が着物ぼっちなことに気付きまして。
キモノウェイに向かってダッシュ…したものの…
着物友達もいない。
地方都市なので、周りに良い感じの着物屋さんもない。
着物についての知識もあんまりない。
とにもかくにも情報が少なかった。リアルに町を着物で歩いてる若い人なんてほとんどいなくて、参考になる着物姿を見ることもできなった。
5年くらい前のことなので、まだスマホも普及してないし、夜な夜なネットで個人ブログを漁ってました。それこそブログ村とか。Instagramが普及し始めて、一気に潤った感。こんな簡単に人の着物姿が見れるなんて!とどれだけ感動したことか。
詳細はこちら▶︎ いま、オシャレな着物人を探すなら断然Instagramです
情報も同じ趣味の友人も何もかもが周りになさすぎて、自分で探しに行くしかなかった。
最初は着付けの無料青年講座に通うも、お堅い感じに馴染めず着付けも中途半端なまま、友達もできずに撃沈。
それでも情報を求めて、今度は着物のレンタル屋さんのカジュアルなレッスンへ。
そこからお気楽な普段着着物の楽しみ方を色々と教えてもらい、私のキモノ道が開花。
そのうち人にも着せてあげられたらいいかなーと他装(人への着付け)を習い始め、いつのまにか着付け師の資格まで取り、今では最初にお世話になったレンタル店で、着付けスタッフとしてお手伝いするまでになりました。
一方、長崎の中での行動もさることながら、外の情報にも興味を持ち始めまして。
いろんなところ(主に都会)で楽しげな着物イベントが開催されている…!?と知るや、好奇心がムクムクと暴走してフットワークが軽くなりまくり。そこから全国津々浦々の着物イベントを見て回ったり、大都会で着物屋さん巡りをしたり。
着物でまさかの出不精克服。
こんなに自分が活動的になるなんて想像もできなかったです。仕事のない休日をほぼ寝て過ごしていた20代前半の私はどこに行ったんだ、マジで。
控えめに言っても軽く人生変わるレベルの影響力。着物のパワーすごい。
長崎で着物イベントが無い…だと!?
前述の通り、フルスロットルで活動的になってしまった私は、都会の着物イベントに出向きまくり。しばらくの間は、楽しい~~~とウェイウェイしてたわけですが。
全国の着物イベントについてはこの辺りの記事をご参考に。
▶︎ 浴衣可愛すぎかよ!SANTO YUKATA POPUP@博多に行ってきた!
楽しいんです、楽しいけど。
それは東京や、京都や、福岡での話。
ふと地元長崎に目を向けて見て、私が着物ぼっちだった数年前と比べて大きな変化もなく。
そう、いくら都会が盛り上がっていても、長崎の状況は相変わらず。
誰か楽しげな着物イベントやってくれないかな~~~
と淡い期待を向けてみても。。。
↓ ↓ ↓
結論:誰もやってくれない。
それが長崎の現実でした。
「・・・・。」
無いもの(情報・場・繋がり)は自分で作ることにした
そう。待ってても、誰もそんな面倒なことやってくれないんです。なんてったって人口の少ない地方都市。特に着物のイベントなんて人を呼ぶのが大変そうなもの。
かろうじて、着物フリマを何度かやってた人達がいたんですが、次回を心待ちにしていたものの、諸事情で今後の開催は未定。。。じゃあ自分達でやってみる?と友人と二人で企画したのが、初めての着物イベントでした。
過去には、着物フリーマーケットを2回主催、別の方主催の「まちやマルシェ」への出店、初ソロ主催の「着物ゆる茶会」。
そして2018年4月8日、5月26日・27日には男着物イベントの開催を予定しています。
▶︎4/8(日) 町家で 着物と お抹茶と
▶︎5/26(土)−27(日) オトコ着物商店
過去イベントについてはこちら
▶︎着物フリマ@長崎(第1回)
▶︎着物フリマ無事に終了!ありがとうございました! (第2回)
今後のイベントに向けて(2018年)
地方に住んでいるけど、趣味はドがつくマイナーな分野。
それでも、自分が住む場所で、楽しいことができたら一番。
なんだかんだで自分が楽しむためではあるけれど、
着物ぼっちと化していたあの頃の自分が欲しかったもの、
情報、場、繋がり
そういうものを少しずつ作っていけたら良いなと思ってます。
地味に地味に、草の根活動をやってます
大好きな着物ブランドさんを呼んだりもしたいけど。まだまだ、そういう状況にはなくて。今は下地作りをやってる状態ですね。
今手をつけてるのはこんな感じ。
個人ブログで着物の情報発信(このブログです)
(お役立ち系まとめ・着物コーデ記録・オピニオン的なやつ)
ちなみに、私個人のリアル着物ライフ(時々お酒)が気になる方には、Instagramのフォローがオススメです。一番真面目に着物コーデ上げてます。
FBページ「長崎キモノinfo.」でローカル着物イベント情報を拾ってます
同名のTwitterとブログもあるんですが、そちらは放置してます…FBメイン。
着物イベントを主催してます
2018.2.4(日)着物ゆる茶会(終了しました)
イベントの報告はこちら
▶︎着物ゆる茶会たくさんのご来場に感謝!と次回は男着物イベント等!
今後の着物イベントスケジュールはこちら
▶︎ 2018年 着物イベントスケジュール(うねうね主催・その他長崎近郊イベント)
本当はデザフェスみたいな着物フェスやれたらいいですけどね~(夢)
今年は、男着物という分野に初チャレンジなので、色々と試行錯誤しながら、イベントを作っていく予定です。
長崎の皆さま、そして全国の着物好きの皆さま、面白そうだなと思ったら、ぜひ情報にアクセスして、イベントにもアクセスしに来てくださいませ。(県外参加大歓迎)
長崎よかとこ。
着物をみんなに好きになってもらいたいというわけではなく。
ただただ、好きなものを楽しみたい人が気兼ねなく楽しめるような。
そういう場が増えたら最高だなと思ってます。
たとえ地方都市であったとしても!
マイナーな趣味をゴリゴリ楽しんで行きましょう~
着物も、アートも、日本酒も。
酒は純米 燗ならなお良し。